ギャンブルにおける還元率・控除率について
ギャンブルというのは長い目で見ればたいていは負けます。
胴元はイカサマなどせずとも、必ず利益を出せる様になっています。
そのキーとなるのが還元率・控除率というもの。
還元率はペイアウト率、控除率はハウスエッジとも呼ばれます。
「還元率」
簡単に言えば「どれだけの金額がプレイヤーへ還元されるか」を表します。
つまりギャンブルは還元率が高ければ高いほど勝ちやすく、低ければ低いほど負けやすくなります。
還元率は「ペイアウト率」とも言います。
「控除率」
こちらは「胴元がどれだけ利益を得ているか」を表します。
つまり還元率と真逆で
ギャンブルは控除率が高ければ高いほど負けやすく、低ければ低いほど勝ちやすくなります。
「還元率+控除率=100%」になります。
控除率は「ハウスエッジ」とも呼ばれます。
日本国内ギャンブルの還元率・控除率
還元率・控除率はギャンブルの種類によって異なります。
下記は代表的な日本国内のギャンブルの還元率・控除率です。
〜日本国内のギャンブルの還元率・控除率〜
賭け事 | 還元率
(ペイアウト率) |
控除率
(ハウスエッジ) |
---|---|---|
JRA競馬 | 75〜80% |
20〜25% |
パチンコ | 80〜85% |
15〜20% |
宝クジ | 40〜50% |
50〜60% |
サッカークジ(toto) | 50%前後 |
50%前後 |
日本のギャンブルはよくてだいたい80%前後。
パチンコあたりは出る台・出ない台、出る店・出ない店の差が激しいですが、全体を均せば還元率も85%程度になるようです。
しかし宝くじなどは40%程度の還元率しかありません。
これは1万円の宝くじを買うと、買った途端に4000円の価値しかない事を意味しています。
日本のギャンブルは全般的に世界と比較して還元率が低い(控除率が高い)と言われています。
ルーレットの還元率・控除率
ではルーレットの還元率・控除率はどうなのか?
〜ルーレットの還元率・控除率〜
還元率 |
控除率 | |
---|---|---|
ルーレット |
94.7〜97.3% |
2.7〜5.3% |
上記の通りルーレットの還元率は約95%あります。
これだけで日本のギャンブルより勝ちやすいギャンブルという感じがします。
ルーレットに限らず、オンラインカジノ全体の還元率(ペイアウト率)は約90〜95%と言われています。
ギャンブルで儲けたいなら、競馬・パチンコやるよりはカジノをやるほうが圧倒的に有利なのは確かです。
とはいえ、ギャンブルは必ず胴元に利益が出るようになっているので
(スキル向上をファクターに含めない場合)長くやれば長くやるほど負けやすくなります。
これはやればやるほど収支が還元率に近づいていくためです。
逆に言うと、カジノ(胴元)はイカサマなどしなくても儲かります。
カジノから見れば、統計上多くの人がプレイすればするほど利益は増えるので
イカサマで客を失うより、評判を保つ方がよっぽど大事です。
カジノは怖い、イカサマが横行している、というイメージはむしろ映画や一部のアングラな世界の話です。
オンラインカジノでも毎月の還元率実績値をHPで公開してるところもあります。
※HPで一般公開しているかどうかにかかわらず、オンラインカジノ運営会社は運営ライセンスを維持するために各月の還元率や運営状況など定期的に第三者審査機関に開示してます。これによって公平性が保たれてます。(虚偽の開示をすればライセンス剥奪で運営ができなくなります)
→次の記事にてもう少し詳しく「ルーレットのオッズと控除率」